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【2025/05/10 06:39 】 |
トウカイテイオー
皇帝の子は帝王。
『絶対皇帝』シンボリルドルフの子供トウカイテイオーのご紹介。

強すぎて面白くない、とまで言われた父に比べて、勝利か惨敗か、というトウカイテイオーの走りっぷりは競馬ファンに愛され続けました。
人間で言えば人徳が、この馬には備わっていたようです。
印象的なエピソードとして、トウカイテイオーに乗った三人のジョッキーのそれぞれのコメントがよくあげられます。

デビューから六戦を戦い、皐月賞、ダービーを勝った安田騎手、岡部騎手に乗り代わりが決まったときのコメント
「普通は乗り替わりがあると、『ちくしょう、負けちゃえばいいのに』っていう気持ちもどこかに付いてくるものなんですが、あの馬についてはそれはなかった。ずっと勝ち続けて欲しかったですね。それだけ愛せる、素晴らしい馬です」

その岡部騎手は、父であるシンボリルドルフにまたがった経験から、よくシンボリルドルフとの比較をしていました
「背中、フットワークは父そっくり、落ち着き、賢さは父以上と評したが、最終的には「父親のレベルに達する要素はいくらでも持っていた馬ですが、結局そうはなれなかった」
、「怪我なく順調に行って、普通にレースを重ねていたら、もっと違う仕事をしていたと思う。大変な馬になっていたと思うよ。そういう意味での残念な気持ちは残りますね」
最後の有馬記念でビワハヤヒデを選択した際には「テイオーは終わったと見切りを付けた」という見方もあったが、競走後には、悔しくないかとの問いに対し「他の馬に負けるくらいならテイオーに負けた方がいい」

そして、トウカイテイオーの最後の騎手田原騎手は自身のエッセイで
「有馬記念での2分30秒9は、私のこれまでの人生で最も充実した素晴らしい時間でした」「あなたのおかげで、競馬のことが少しだけ分かってきた気がします。ありがとう、トウカイテイオー」
「ずっと調教を見ているが、トウカイテイオーは必ず走る。ぶっつけだろうが何だろうが、ジャパンカップを勝った時より今回のトウカイテイオーの方が良い」
競走直前の返し馬では、その動きの良さに「これが本当のテイオーだったのか」と感心し、「『トウカイテイオーが勝つぞ』と叫びたくなった」
最後の直線手前でテイオーの手応えが悪くなりかけた時には「テイオー、がんばれ」と叫び続けたという。

浮き沈みが激しいトウカイテイオーのレースは、思い通りに行かない競馬ファンたちの人生を象徴するようで、そのあたりも人気の秘密だったことは間違いないでしょう。
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【2010/09/17 12:43 】 | 未選択 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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